- ミネラルウォーターはなんで痩せると言われるの?
- ミネラルウォーターの具体的なダイエット効果は?
- どんなミネラルウォーターを選べばいいか知りたい!
ダイエットをするなら水を飲むことが必須。特にミネラルウォーターは、含まれるミネラル分が体内で痩せる働きをしてくれるのでおすすめです。
ミネラルが不足すると、身体が水分を出そうする可能性があります。水分不足は基礎代謝を下げてしまい、痩せにくい身体になるため注意しなくてはいけません。
この記事では、ミネラルウォーターのダイエット効果を解説します。ミネラルそれぞれにどんな働きがあるのか、そしてミネラルウォーターを選ぶ際のポイントもわかります。
水の種類によっては含まれないミネラルもあります。ダイエットに重要なミネラルが入っていない可能性はあるので、しっかりと見極めることが大切です。
ミネラルウォーター5つのダイエット効果
ミネラルにはカロリーがありませんし、身体のエネルギーとして働くわけでもないです。ですが、身体を作る上でとても重要なもので、不足するとダイエットにも大きく影響が出てしまいます。
そのミネラルを補給するにはミネラルウォーターが1番です。具体的な理由は次の5つで解説できます。
- ミネラルをほぼ100%吸収できる
- ミネラル分にダイエット効果がある
- 基礎代謝のアップが期待できる
- 身体の水分不足を予防できる
- リバウンドの予防ができる
ミネラルをほぼ100%吸収できる
有名なミネラルにカルシウムがありますが、このカルシウムは牛乳や小魚でも補給することができます。
ですが、実はそれらの食材に含まれているカルシウムは、すべて吸収されるわけではありません。野菜で約20%ほど、1番いい牛乳でも約40%しか吸収されないのです。
ミネラル分にダイエット効果がある
水に含まれるミネラルは、それぞれがダイエットに良い働きをしてくれます。具体的なミネラル分と働きは次の通りです。
ミネラル分 |
主な働き |
カルシウム |
筋肉の収縮、脂肪吸収の抑制、脂肪分解の促進 |
マグネシウム |
タンパク質の合成促進、エネルギー代謝の活性化、便秘の解消 |
カリウム |
塩分調整によるむくみ解消 |
バナジウム |
血糖値上昇を抑制、脂質の代謝促進 |
サルフェート |
高い利尿作用、老廃物の排出 |
これだけのミネラルを取り入れるには、色々な食材を食べなければいけません。しかも、食材だと含まれるミネラルをすべて吸収できないので、無駄になる可能性も高いです。
その一方、水であればダイエットに良いミネラルを同時に、しかもそのほとんどを吸収できます。
基礎代謝のアップが期待できる
身体の代謝は酵素が働くことで行われています。そして、酵素が働くには補酵素と呼ばれる成分が必要で、この補酵素にミネラルとビタミンが大きく関わっているのです。
基礎代謝が落ちる流れ
- ミネラルが不足する
- ビタミンが働かず補酵素が機能しない
- 酵素が活躍できずに基礎代謝が落ちる
ミネラルとビタミンは両輪です。どちらが欠けても意味がなく、身体がエネルギーを作らなくなるので太りやすくなります。
使われなかったビタミンは身体から排出されてしまいます。取り入れたビタミンを活躍させるには、ミネラルがどうしても必須なのです。
身体の水分不足を予防できる
ダイエット中は水をたくさん飲むべきです。ですが、ミネラルが足りていないと、自発的脱水によって水を飲んでも出ていってしまう可能性があります。
自発的脱水とは?
体内の水分中のミネラルの割合を保つため、余計な水分を尿として排出する働きのこと
ミネラルは汗をかくと身体から出ていきます。少なくなるミネラルを補給しないと、どんどん水を飲んでも身体の脱水状態が改善されません。
水分不足はむくみの大きな原因です。身体がむくむと血流が悪くなって、基礎代謝が下がるのでダイエットに良いことがありません。
リバウンドの予防ができる
痩せるためには、食事の量を抑えることも必要です。食べる量が減るとそれだけミネラルも少なくなるため、バランスを意識した食事が大切になります。
もし栄養バランスが偏った食事をすると、足りないミネラルを補おうと食欲が増します。その結果、食事の量が増えてリバウンドする可能性が高くなるのです。
ミネラルウォーター2つの種類と選ぶ際のポイント
ミネラルウォーターには大きく分けて2つの種類があります。軟水と硬水です。
軟水はミネラルが少なく、硬水は逆に多い水のことですが、WHO(世界保健機関)ではさらに細かく次のように定められています。
分類 |
軟水 | 中軟水 | 硬水 | 超硬水 |
硬度 | 0〜60mg/L未満 | 60〜120mg/L未満 | 120〜180mg/L未満 |
180mg/L以上 |
軟水と硬水の分類は、カルシウムとマグネシウムの量で決まります。硬度はその水にカルシウムとマグネシウムがどの程度含まれているかを表す数字です。
ペットボトルの成分表に硬度は書かれているので、上記の表を参考にしてください。
飲みやすさなら軟水
軟水はまろやかでとても飲みやすい水です。マグネシウムが多いと、喉にひっかかる感じがして飲めない人もいます。
日本で販売されている水のほとんどは軟水です。なじみのある味でストレスなく飲みたい人は、硬度の少ない軟水を選ぶと良いでしょう。
効果で選ぶなら硬水
ミネラルが多ければダイエット効果も高くなります。硬水はたくさんのミネラルを含んでいるので、より効率よく痩せたい人は硬度の高いミネラルウォーターを選びましょう。
超硬水として有名な水はコントレックスです。ただし、かなり飲みにくく喉ごしも悪いので、飲む場合はレモン汁を入れるなどの工夫をすることをおすすめします。
硬水の効果については次の記事で詳しくまとめましたのでご覧ください。
含まれるミネラル分のチェックは忘れずに
ミネラルウォーターに含まれるミネラルは、量の違いはあっても基本的には一緒です。
ですが、必ず含まれていないミネラルもあります。それがバナジウムとサルフェートです。
- バナジウム‥血糖値の上昇を防ぐ
- サルフェート‥老廃物を出してむくみ改善ができる
この2つはダイエットをする上で特に重要です。しかし、入っているミネラルウォーターはかなり限られているので、水を買う場合は必ず成分表をチェックしましょう。