- ダイエット中に飲んだ方がいい水ってどんなものなの?
- 書かれている成分がたくさんあるけど何を見て選べばいい?
- 具体的にどの水を飲めばいいか教えてほしい!
水には色々と種類がありますが、ダイエットにおすすめなのはミネラルが多めの中軟水です。一部のミネラルには脂肪燃焼などの効果があるので、できるだけたくさん含まれているものが良いでしょう。
炭酸水も血流を良くする効果があるのでおすすめ。ミネラルウォーターと炭酸水、それぞれにどんな働きがあるのかを知っていると、水を選ぶときにとても役に立ちます。
この記事では、ダイエットに良い水の種類とその選び方を解説します。外出先や自宅用と具体的におすすめの水を紹介しているので、水選びに困ることはないはずです。
たくさんミネラルが入っていれば良い!というものでもありません。あまり多いとお腹を下すこともあるので、適度なものを選ぶと良いです。
ダイエットにいい水の種類と痩せやすい理由
水には色々と種類がありますが、ダイエットに良いとはっきり言える水は次の2つです。
- ミネラルウォーター
- 炭酸水
他にも水素水や酸素水、アルカリイオン水などがありますが、その効果はダイエットとはあまり関係ないものばかりです。
そのため、痩せるためには炭酸水かミネラルウォーターを選ぶようにしてください。具体的な効果をそれぞれ解説します。
ミネラルウォーター
ミネラルウォーターとは、その名の通りミネラルを含んだ水のことです。代表的なミネラルはカルシウムやマグネシウムですが、これらはダイエットに非常に役立つ働きをしてくれます。
ミネラル分 | 主な働き |
カルシウム | 脂肪吸収の予防、基礎代謝のアップ |
マグネシウム | リバウンドの予防、便秘の解消 |
カリウム | むくみの解消 |
一部の水には、サルフェートやバナジウムというミネラルが含まれています。サルフェートは老廃物を身体から出す働きがあり、バナジウムは血糖値の上昇を抑えるのに役立ちます。
ごく一部の水にしか入っていないので、ミネラルウォーターを買う場合は必ず成分表をチェックするようにしましょう。
ミネラルウォーターについては次の記事で詳しくまとめましたのでご覧ください。
炭酸水
炭酸水は二酸化炭素が溶け込んだ水です。炭酸水を飲むと血行が良くなるため、疲労回復や基礎代謝のアップに役立ちます。
血行が良くなる仕組み
- 炭酸水が胃腸で吸収される
- 二酸化炭素が血液中に流れる
- 酸素濃度を上げるため血流が増える
血液は酸素や栄養素を身体中に運んでいます。酸素や栄養素がたくさん運ばれると、その分だけ新陳代謝が進みますのでダイエットにも非常に良い影響があります。
炭酸水も種類が色々とありますが、糖質の入ったフレーバータイプは選ばないようにしてください。糖分を取ればそれだけ脂肪は増えやすくなるので、飲むなら無糖の炭酸水を必ず飲みましょう。
炭酸水のダイエット効果は次の記事で詳しく解説しています。
ダイエット中の水の選び方3つのポイント
ミネラルウォーターと炭酸水には種類がたくさんあります。
ただ、炭酸水は無糖であれば特に問題はないので、ここではミネラルウォーターを選ぶ上でのポイントを解説します。ポイントは次の3つです。
- ミネラルの内容
- ミネラルの量
- 500mlあたりの価格
ミネラルの内容
ミネラルはすべて身体に必要なものです。ですがその中でも、ダイエット目的に限ると次の4つが特に重要になります。
重要なミネラル分
- カルシウム
- マグネシウム
- サルフェート
- バナジウム
カルシウムとマグネシウムはどのミネラルウォーターにも含まれていますが、サルフェートとバナジウムはかなり限定的です。
サルフェートは新陳代謝アップ、バナジウムは脂肪吸収を抑える効果があります。できればこの2つのミネラルが含まれている水を選ぶようにしましょう。
ミネラルの量
ミネラルの量は水それぞれでまったく違います。ミネラル分が多いと硬水、少ないと軟水と大きく分けられますが、たくさんミネラルが入った硬水を飲む方がダイエットの効果は高いです。
水の硬度
- 軟水‥0〜60mg/L
- 中軟水‥60〜120mg/L
- 硬水‥120〜180mg/L
- 超硬水‥180〜mg/L
※WHO(世界保健機関)基準
ただし、日本の水はほとんどが軟水なので、硬水の口当たりに慣れていません。苦いと感じて喉を通らない人も多いため、あまりにもミネラルの多い水は選ばない方が良いでしょう。
500mlあたりの価格
ダイエットは短い期間では難しいので、長期的に考える必要があります。ミネラルウォーターの金額が高いと途中で買わなくなる可能性が高まるので、できるだけ安いものを選ぶ方が良いでしょう。
ダイエット中におすすめの水3選
ミネラルの内容や量を踏まえて、おすすめのミネラルウォーターを3つ厳選して紹介します。
実は海外では、殺菌処理をしなくても水が販売可能です。ですが、日本では必ず熱などを加えて殺菌処理を行うことが義務付けられているため安心して飲めます。
そこで紹介する3つは、すべて日本のミネラルウォーターにしました。海外の水を飲んでも問題はまったくないですが、硬度が高すぎてが飲めない人が多いので今回は外しています。
富士山麓のおいしい天然水
価格(525ml) | 70〜80円 |
硬度 | 63mg/L(カルシウム16mg、マグネシウム5mg) |
サルフェート | ー |
バナジウム | 65μg/L |
富士山麓のおいしい天然水は中軟水になるのでとても飲みやすいです。バナジウムが含まれているため、食後の血糖値が上がりにくくなるのでダイエット中に非常におすすめです。
霧島天然水のむシリカ
価格(500ml) |
160〜170円 |
硬度 |
130mg/L(カルシウム31mg、マグネシウム14mg) |
サルフェート |
30mg/L |
バナジウム |
34μg/L |
霧島天然水のむシリカは硬水にあたるため、人によっては少し飲みにくいかもしれません。
ですが、サルフェートとバナジウムが同時に含まれていて、それ以外のミネラル分も豊富です。脂肪燃焼にはとても効果の高い水と言えるでしょう。
奥伊勢カルシウム水「命の硬水」
価格(500ml) |
180〜190円 |
硬度 |
250mg/L(カルシウム89mg、マグネシウム7.5mg) |
サルフェート |
ー |
バナジウム |
ー |
3本の中で金額が1番高いですが、硬度がとても高く超硬水にあたるミネラルウォーターです。
カルシウムが豊富に含まれているので、脂肪の吸収と燃焼にとても効果を期待できます。日本では珍しい超硬水なので、ミネラルをたくさん摂りたいという人にはとてもおすすめです。
ミネラルの多い水はウォーターサーバーでも飲める
自宅でミネラルウォーターを飲むことが多い場合は、ウォーターサーバーがおすすめです。
ウォーターサーバーのメリット
- 定期配送なので水を切らす心配がない
- 500mlあたりの金額が安い
- 冷水や温水を瞬時に用意できる
- 大量のペットボトルのゴミが出ない
ミネラルウォーターが配送されているサーバーは多く、一部にはダイエット向きの水を飲めるものも。次の記事にダイエットに適したウォーターサーバーをまとめたので、自宅に設置したい人はチェックしてみましょう。
ダイエット中に水道水をおすすめしない理由
日本の水道水はとても安全です。ダイエット中は水をたくさん飲むので、水道水であれば費用をお得にすることができます。しかし、できれば水道水よりも炭酸水やミネラルウォーターを飲む様にしましょう。
ダイエットは色々な要素を取り入れることで、痩せやすい身体を作ることができます。有酸素運動や食事制限だけではなく、ミネラルにも頼るようにしてください。
また、身体のミネラルが少なくなると、身体が水分を出そうとする自発的脱水という症状も起こります。水分が少ないと基礎代謝がガクッと落ちてしまうので、その心配がないようにしっかりとミネラルウォーターで補給しておきましょう。