- 入浴の前後に水を飲んだ方がいい理由って?
- 湯船に入るとダイエットの効果があるって本当なの?
- 痩せるための入浴方法とポイントが知りたい!
お風呂はシャワーではなく、湯船に浸かる方がダイエットの効果は高いです。そして、湯船に入ると大量の汗が身体から出ていくので、入浴前と後には必ず水を飲みましょう。
水分不足だと血行があまり良くならないため、入浴する効果が薄れてしまいます。また、汗も出にくくなる可能性もあるので、デトックスも思うようにできません。
この記事では、お風呂に入るダイエット効果と入浴前後に水を飲むべき理由を解説します。記事を読めば、効率の良い入浴方法とポイントまで抑えられます。
痩せやすい身体は体温が高いです。入浴すると基礎体温も上がりますので、代謝の高い身体作りをすることができます。
お風呂に入るとダイエットに良い4つの理由
忙しいとシャワーで済ませてしまいますが、週2〜3回程度はしっかりと湯船に浸かる方が痩せやすくなります。その理由は次の4つで説明できるので、それぞれ解説しましょう。
- 血流が良くなる
- 基礎体温が上がる
- むくみの予防になる
- 良い睡眠の準備ができる
血流が良くなる
湯船に入ると水圧が身体にかかります。その水圧は血管にもかかり、血液が押し出されるようになるので血行が良くなるのです。
ダイエットに筋トレは必須。鍛えた筋肉は回復させなくてはいけないので、そのためには酸素や栄養素がどんどん運ばれる必要があります。そのため、血行が良くなることは重要なのです。
基礎体温が上がる
お風呂は体温よりも温度が高いので、自然と身体は温まります。身体が温まると血管が広がって血行が良くなり、老廃物が流れるようになって基礎体温も上がります。
基礎体温が高いメリット
- 基礎代謝が上がる
- 免疫力が高まる
体温が1℃上がると、基礎代謝は13%も上がると言われています。
仮に基礎代謝が1,500kcalだった場合、1℃の体温で200kcalくらい上がり、シュークリーム1個くらいは何もしなくても消費されるようになるのです。
むくみの予防になる
むくみの主な原因は次の3つです。
メモ
- 血流が悪く冷え性になっている
- 老廃物や疲労物質が滞っている
- 身体が余計な水分を蓄えている
血行が良くなると体温が上がり、リンパの老廃物が流れやすくなるのでむくみが予防できます。
また、体温が低いと身体に入った水分が細胞に吸収されず、細胞の外に水分を蓄えてしまいます。その余計な水分を湯船に浸かって、汗として出すことでむくみが改善されるので、お風呂でたくさん発汗することはダイエットで大切です。
良い睡眠の準備ができる
深くしっかりとした睡眠をとると痩せやすい身体づくりができます。睡眠は食欲をコントロールするホルモンの安定と、成長ホルモンを分泌のためにとても大切です。
湯船に浸かると身体が温まり、副交感神経が働き始めます。副交感神経が働くと、身体は眠る準備をし始めるので良い睡眠ができるのです。
また、人は体温が下がり始めたときに眠くなります。湯船に浸かって身体を温めておくと、寝る前に自然とまぶたが重くなってくるので、より深い睡眠ができます。
お風呂の前と後はコップ1杯の水が必須
湯船に浸かると大量の汗が出ます。ある調査では、41℃で15分間入浴すると約800mlの水分が失われた、とされています。
入浴前後の水の役割
- 入浴前:血行の改善と発汗を促すため
- 入浴後:水分不足を補うため
すでに身体が水分不足の状態で入浴しても、血液中の水分量が少ないので血流が良くなりにくいです。また、できるだけ水分量を保とうとして、汗を出さない可能性もあります。
ただし、一度に大量の水を飲んでも身体はすべてを吸収してくれません。多くてもコップ2杯を目安にして飲むと、効率よく水分を取り込めます。
お風呂のダイエット効果を高める2つのポイント
お風呂の前後に水を飲み、湯船にしっかり浸かることで痩せやすい身体づくりができます。その上で、さらにダイエットを効率よくできるポイントが3つあります。
- ミネラルウォーターを飲む
- 夕食後15分以内に入浴する
ミネラルウォーターに塩を入れる
汗をかくと身体からミネラル分も一緒に失われます。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、脂肪の吸収を抑えたり便に水分を含ませる働きがあるため重要です。
また、身体のミネラル分が少なくなると、自発的脱水という症状も考えられます。
自発的脱水とは?
体内のミネラル濃度を保とうとして身体が尿や汗を出そうとする働きのこと
入浴する前はコップ1杯のミネラルウォーターを飲んでミネラル分を補給しましょう。そして、入浴中は汗がたくさん出るので塩分(ナトリウム)が少なくなりがちです。お風呂上がりは少しだけ塩を入れたミネラルウォーターを飲むと良いでしょう。
夕食後15分以内に入浴する
食事をすると血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上がります。血糖値が急激に上がると、身体は食べたものを脂肪として溜め込もうとするので、できるだけ血糖値を上げないことが大切です。
副交感神経の働き
- 血糖値の上昇を抑える
- 心拍数を下げる
- 筋肉の緊張を和らげる
湯船につかると副交感神経が刺激されます。夕食後すぐにお風呂に入れば、血糖値を抑えられるので脂肪がつきにくくなります。
お風呂の温度は38〜40℃のぬるめで入りましょう。42℃以上の熱いお湯だと、交感神経が刺激されて血糖値が上がり逆効果になるので気をつけてください。